お前いいセンスしてるな
という言葉はよく耳にしますよね。
普通の人ならば、これを普通の褒め言葉だと捉えると思います。
が、僕くらいの捻くれ者になるとこれは違います。
こんな言葉、傲慢以外の何物でもありません。
さてさて、それは一体何故なんでしょうか?
セリフの裏に隠された心境
そう、この言葉を傲慢だと僕が判断する所以は、裏にある”とある前提”にあります。
単刀直入に申し上げよう。
その前提とはズバリ「自分にセンスがある」というものです。
どういうことか分かりますか?
だって、よーく考えてみてください。
他人のセンスを良し悪しをジャッジするためには
「そのセンスが良いセンスか悪いセンスかを判断するために、見定める人間にはセンスが備わっていないとダメ」でしょ?
審査する側に回るということは、自らのセンスを暗黙として認めていることに他なりません。
お前いいセンスしてるな、という発言はそのままイコール「お前のセンスは、センスの良いオレが認めるんだから良いセンスだな」ということです。
と、まぁ僕は誰かが「お前センスいいな」と発言するたびにこんなことを思っているわけですよ。
これから他人のセンスを認める発言する時は、この記事を思い出してみてください。
終わり。
この記事における「センス」という言葉の表記回数カウンター:16回(タイトル含む)