きさらぎ駅や時空のおっさんなどのパラレルワールドものの読み物が好きでした。
別にこの世界に嫌気がさしたとか、何もかもを捨て去りたい厭世観に見舞われたとか、そういうのは一切なく。
ただ、単純にワクワクしない?っていうそれだけの話です。
エレベーターに乗ってみたりだとか、紙に「飽きた」と書いてみたりだとか。
色々やってみたけど、結局異世界に行くことはできませんでした。
未知に対する求道者であるところの僕としては、とても遺憾に思ったことです。
ただ、最近になって新しい「異世界へ行く方法」が確立されつつあります。
そう、トラックに轢かれることです。
オタクの皆様ならご存知の通り、最近の流行りと言えば異世界転生ものです。
リゼロやこのすばなど、昨今人気のいわゆる「なろう系」と言われる物語の主人公。
彼らは全員、冒頭でトラックに轢かれて死にます。
そして神様的な超常存在から「お前の死は予定外だ」「可哀想だからファンタジーな世界に転生させてやる」と告げられます。
幽遊白書みを感じますね。
しかしながら現在、耳にする異世界(パラレルワールド)への行き方としてはこれが主流となっています。
今時、主人公が1話からエレベーターに乗って右往左往したり、紙に「飽きた」と書き殴る作品など、一笑に付されることでしょう。
大爆笑のクソ作品扱いをされた上、1クール後には存在すら忘れられることでしょう。
ということで異世界に行きたい皆様方へ。
8月15日の午後12時半くらいは過ぎてしまいましたが、トラックに轢かれましょう。
8月15日の午後12時半くらいは過ぎてしまいましたが、トラックに轢かれましょう。